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マイナ免許証ってなに? わかりやすく解説

「マイナ免許証」という言葉を、テレビや役所の案内で見かけたことはありませんか。

「マイナンバーカードと免許証がひとつになる」と聞くと、なんだか難しそう、面倒くさそう、と感じる方も多いと思います。

この記事では、マイナ免許証について、むずかしい言葉をできるだけ使わずに、ひとつずつゆっくり説明していきます。

目次

マイナ免許証とは、かんたんに言うと

マイナ免許証とは、いつも持っているマイナンバーカードの中に、運転免許証の情報を入れてしまう仕組みのことです。

2025年3月24日から始まった制度です。

カードが増えるわけではありません。むしろ逆で、マイナンバーカード1枚に免許証の情報も入れられるので、財布の中のカードを1枚減らせる、という考え方です。

大事なポイントは、必ず切り替えなければいけないものではないということです。今のままの運転免許証を使い続けることもできます。

3つの持ち方から選べます

2025年3月24日以降、免許を持つ人は次の3つから好きな持ち方を選べるようになりました。

① マイナ免許証だけを持つ 今の運転免許証は返して、マイナンバーカードだけで運転する方法です。

② 両方持つ(マイナ免許証と、今までの運転免許証の2枚) 一番安心感がある持ち方です。片方をなくしても、もう一方が手元に残ります。

③ 今までどおり、運転免許証だけを持つ 何も変えたくない方は、これまでどおりで大丈夫です。手続きも今までと同じです。 <br>

実際にどれくらいの人が切り替えているかというと、2026年3月末の時点でマイナ免許証を持っている人はおよそ293万人、免許保有者全体の約3.6%です。そして、いまも約71%の人が「②両方持つ」を選んでいます。つまり、多くの人が慎重に様子を見ている状況で、あわてて①に切り替える必要はまったくありません。

高齢者の方が特に知っておきたいこと

更新時のオンライン講習は、高齢者講習の対象になると使えません

マイナ免許証の大きなメリットのひとつに「更新の講習を自宅のスマホやパソコンで受けられる」というものがあります。しかし、これは70歳未満の方(優良運転者・一般運転者)だけが対象です。

70歳以上の方が受ける「高齢者講習」、75歳以上の方が受ける「認知機能検査」の対象になっている方は、このオンライン講習を使うことができません。これまでどおり、運転免許センターや教習所に出向いて講習や検査を受ける必要があります。

つまり、「マイナ免許証にすれば、更新の手続きが家で全部終わる」というわけではない、ということを覚えておいてください。

スマートフォンでは運転できません

マイナポータルというアプリの画面を見せても、運転免許証の代わりにはなりません。運転するときは、実物のマイナンバーカード(またはこれまでの運転免許証)を必ず携帯する必要があります。スマホだけを持って車を運転すると、免許不携帯になってしまいます。

なくしたときの対応

マイナ免許証だけを持っている方が、マイナンバーカードをなくしてしまうと、その時点では運転ができなくなります。

もし紛失した場合は、まず下記に連絡してください(24時間365日対応です)。

マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178

その後、運転免許センターなどで、これまでの運転免許証を即日発行してもらえば、運転を再開できます。

こうした「なくしたときの不安」があることも、多くの方が「②両方持つ」を選んでいる理由のひとつです。

マイナ免許証にするとどんな良いことがあるの

  • 住所や名前が変わったときの手続きがラクになります。市区町村の窓口で1回手続きすれば、警察署へ別途届け出る必要がなくなります(マイナ免許証のみをお持ちの方が対象です)。
  • 免許の新規取得・更新・講習の手数料が、これまでより安くなっています
  • 70歳未満の方は、更新時の講習をオンラインで受けられます。

気をつけたい点(デメリット)

  • 中の情報(免許の種類や有効期限など)は、カードの表面を見てもわかりません。専用アプリやマイナポータルにログインして、暗証番号を入力して確認する必要があります。
  • 免許用の暗証番号(4桁の数字)を新しく設定する必要があります。数字を覚えるのが不安な方は、②の「両方持つ」を選んでおくと安心です。
  • 海外で運転する際に必要な「国外運転免許証」の手続きでは、マイナ免許証ではなく、これまでの運転免許証が必要になる場合があります。
  • レンタカーやカーシェアの一部の会社では、マイナ免許証だけでは新規の会員登録ができないことがあります。

切り替えたい場合の手続き方法

  1. お住まいの都道府県の「運転免許手続予約サイト」(インターネット、または役所・免許センターの窓口で相談)から予約します。
  2. 更新のタイミングでなくても、手続きは可能です(別途手数料がかかります)。
  3. 予約した日に、運転免許センターや一部の警察署へ、マイナンバーカードと今の運転免許証を持って行きます。
  4. 窓口で、免許情報をマイナンバーカードのICチップに書き込んでもらいます。

わからないことがあれば、無理に自分だけで進めず、窓口の方に相談しながら手続きするのがおすすめです。

まとめ:あわてて切り替えなくても大丈夫です

  • マイナ免許証は義務ではありません。今の免許証のままでも、まったく問題ありません。
  • 切り替えるなら、②の「両方持つ」が、紛失時の安心感という意味で無難な選択です。
  • 70歳以上の方は、更新時のオンライン講習は対象外なので、「オンラインで全部済む」と思って急ぐ必要はありません。
  • 不安な点があれば、更新のはがきが届いたときに、窓口や家族に相談しながら、ご自身のペースで検討してください。

制度は今後も少しずつ変わっていく可能性があります。この記事は2026年7月時点の情報にもとづいていますので、実際に手続きをされる際は、お住まいの都道府県警察のホームページや窓口で、最新の内容をあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

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