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超初心者向け!NISA口座開設におすすめの証券会社5選

NISA(少額投資非課税制度)とは、日本の個人投資家向けに設けられた、投資利益が非課税となる制度です。NISAの口座を開設することは、投資初心者にとっても重要なステップですが、手続き自体は比較的簡単です。ここでは、超初心者向けにNISA口座の開設手順について解説します。

目次

「新NISA」とは?まずは概要を知ろう

2024年から導入される「新NISA」は、従来の一般NISAとつみたてNISAを統合した新しい非課税制度です。この新NISAでは、成長投資枠つみたて投資枠という2つの投資枠を組み合わせて利用できる点が特徴です。

  • 年間投資枠:最大360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)
  • 非課税保有限度額:生涯で1,800万円(うち成長投資枠は最大1,200万円)
  • 非課税期間:無期限
  • 口座開設期間:恒久化

このように、新NISAでは非課税で投資できる金額が従来よりも大幅に増加し、長期的な資産形成をサポートします。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」について

1. つみたて投資枠

つみたて投資枠は、長期的な積立分散投資に適した投資信託を対象としています。長期的な資産形成を目的とした人に最適です。

  • 年間投資枠120万円
  • 対象商品:金融庁が認定する一定の基準を満たした投資信託
  • 非課税期間:無期限

2. 成長投資枠

成長投資枠は、上場株式やETF(上場投資信託)など、より高いリターンを狙える商品への投資が可能です。

  • 年間投資枠240万円
  • 対象商品:株式、ETF、REITなど
  • 非課税期間:無期限

新NISAのメリット

新NISAは、これまでのNISAと比べて、非課税投資額が大きく拡大し、非課税期間も無期限となるため、長期的な投資に非常に適しています。また、つみたて投資枠成長投資枠を併用することで、安定的な資産形成と高リターンを目指した投資を両立させることができます。

「つみたて投資枠」と「成長投資枠」について、具体的な例を交えてわかりやすく解説します。

1. つみたて投資枠の具体例

つみたて投資枠は、長期的に安定した成長を目指す積立投資に向いています。対象となる商品は、金融庁が選定した一定の基準を満たす投資信託で、特に長期的に運用できる商品が多いです。

具体例:

たとえば、毎月1万円を「インデックス型投資信託」に投資し、これを20年間続ける場合を考えます。インデックス型投資信託は、日経平均株価やS&P500などの市場全体に連動する商品で、リスクは低めで長期的な成長を期待できます。

  • 初期投資額:1万円
  • 毎月の積立額:1万円(年間12万円)
  • 年間投資枠:最大120万円
  • 期待リターン:年平均3〜5%程度

この方法で20年間積立を続けた場合、年平均3%の利回りがあれば、約320万円の元本が約400万円以上に成長する可能性があります。つみたてNISAは、リスクを抑えた長期的な投資を続けたい人に適した枠です。

対象商品例:

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    • 世界中の株式に分散投資ができ、安定した成長を目指すファンドです。
  • たわらノーロード 全世界株式
    • 低コストで全世界の株式市場に投資が可能なインデックスファンド。
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
    • 米国の代表的なS&P500指数に連動し、アメリカ市場全体に投資ができるファンドです。

2. 成長投資枠の具体例

成長投資枠は、株式やETFに投資し、より高いリターンを目指す人に適しています。つみたて投資枠よりもリスクは高いですが、短期的な利益を得たい場合や、リターンを重視する投資戦略に向いています。

具体例:

例えば、「トヨタ自動車の株式」に240万円を一括で投資するとします。株式投資は値動きが大きいため、短期的な利益や損失が発生する可能性があります。しかし、企業が成長すれば、投資額が大きく膨らむこともあります。

  • 初期投資額:240万円
  • 株価が10%上昇:240万円 → 264万円(24万円の利益)
  • 株価が10%下落:240万円 → 216万円(24万円の損失)

株式投資はリスクを伴いますが、高いリターンが期待できる投資手法です。たとえば、短期間で大きな値上がりを見せた企業の株式に投資することで、つみたて投資枠よりも短期間で利益を得ることができます。

対象商品例:

  • トヨタ自動車の株式
    • 世界的に有名な日本企業で、成長性が期待される株式。
  • MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(ETF)
    • S&P500に連動し、米国の大企業500社に分散投資が可能。
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
    • 全世界の株式市場に幅広く投資することができるインデックスファンドです。

まとめ

  • つみたて投資枠は、少額を毎月積み立ててリスクを抑えながら長期的に資産を増やしたい人向けです。安定したインデックスファンドやバランスファンドが代表的な商品です。
  • 成長投資枠は、一度に大きな金額を投入し、より高いリターンを狙いたい人向けで、株式やETFに投資して短期的な利益を狙います。

どちらの枠も目的に応じて使い分けることができ、長期的な資産形成と短期的な成長を同時に狙えるのが、新NISAの大きな魅力です​(AM-ONE)​​(Financial Services Agency

2. 口座開設の手順

NISA口座の開設は銀行や証券会社で行います。以下の手順で進めましょう。

① 証券会社または銀行を選ぶ

NISA口座を開設できるのは、証券会社や銀行です。口座開設前に、各金融機関の手数料や取り扱う金融商品の種類を確認しましょう。特に、ネット証券は手数料が低く、人気があります。

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券 などが代表的なネット証券です。

② 必要書類の準備

NISA口座を開設するためには、以下の書類が必要です。

  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • マイナンバーの通知カードまたは、マイナンバーが記載された住民票

③ 申し込み手続き

証券会社のウェブサイトにアクセスし、NISA口座の開設を申し込みます。オンラインでの申し込みが主流ですが、一部の金融機関では郵送での申し込みも可能です。

④ 税務署での確認手続き

NISA口座を開設する際、金融機関は税務署に対して確認手続きを行います。この手続きには通常1〜2週間程度かかります。確認が完了すると、口座開設が完了します。

⑤ 口座が開設されたら

NISA口座が開設されたら、実際に投資を始めることができます。証券会社のホームページやアプリから、投資信託や株式などの金融商品を選びましょう。

3. 注意点

  • NISA口座は一人一口座しか開設できません。複数の金融機関でNISA口座を持つことはできないため、開設する際はどの金融機関にするか慎重に選びましょう。
  • 途中での金融機関の変更は可能ですが、手続きが煩雑になるため、最初にじっくりと検討することが大切です。

まとめ

NISA口座は、投資初心者でも非課税メリットを享受できる大変便利な制度です。口座開設自体は、オンラインで簡単に行えるため、まずは必要書類を準備して、どの金融機関で口座を開設するかを選びましょう。

NISA口座の開設にあたり、証券会社の選択は非常に重要です。証券会社によって手数料やサービス、取扱商品が異なるため、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。ここでは、NISA口座におすすめの証券会社をいくつか紹介します。

おすすめ証券会社

1. 楽天証券

特徴:

  • 手数料が安い:楽天証券は、取引手数料が非常に低いため、初心者でもコストを抑えた投資が可能です。
  • 楽天ポイントが貯まる:楽天市場での買い物や楽天カードの利用で貯まった楽天ポイントを、投資信託の購入に使うことができます。
  • 豊富な投資商品:株式、投資信託、ETFなど幅広い商品を取り扱っており、初心者から上級者まで満足できるラインナップです。
  • 使いやすいアプリ:楽天証券のアプリは使いやすく、スマートフォンから簡単に取引ができます。

おすすめの理由:楽天ポイントを使って投資ができるため、少額からでも始めやすく、投資初心者に非常に人気があります。

2. SBI証券

特徴:

  • 手数料が業界最低水準:特に取引手数料の安さが際立っており、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。
  • 投資信託の取り扱いが豊富:SBI証券は、低コストで評判の「SBI・Vシリーズ」など、さまざまな投資信託を取り扱っています。つみたてNISA向けの商品も豊富です。
  • Tポイントが使える:貯まったTポイントを使って、投資信託を購入できるので、ポイントで手軽に投資が始められます。
  • IPO(新規公開株)の取り扱いが豊富:IPOに興味がある人には最適で、当選率を高めるための「IPOチャレンジポイント」制度もあります。

おすすめの理由:手数料が安く、幅広い金融商品を扱っているため、長期的な資産運用を考えている方におすすめです。

3. マネックス証券

特徴:

  • 取引手数料が安い:他のネット証券と同様、低コストで取引ができるのが魅力です。
  • 外国株取引が充実:米国株や中国株など、海外の株式を取引することができるため、グローバルに分散投資をしたい人に向いています。
  • 豊富なツールと情報:マネックス証券は、投資情報の提供が充実しており、マーケット情報やレポートが無料で閲覧可能です。また、初心者向けのセミナーや学習コンテンツも豊富です。
  • IPOの取り扱いも豊富:新規公開株への投資にも強みがあり、積極的にチャレンジしたい方には魅力的です。

おすすめの理由:外国株投資や、充実した投資情報・ツールを活用してじっくり学びたい初心者から上級者まで対応しています。

4. 松井証券

特徴:

  • 取引手数料が無料(条件付き):1日の取引金額が50万円以下の場合、取引手数料が無料です。少額で取引を始めたい初心者に非常に有利です。
  • 長期投資向けのサービスが充実:特にNISAやつみたてNISAで長期投資を行う際に、無料のコストで投資を続けられる点が魅力です。
  • 豊富な投資教育コンテンツ:株式投資の基礎を学べるオンラインセミナーや、初心者向けのコンテンツが揃っています。

おすすめの理由:手数料無料の条件が魅力的で、少額投資を始めたい初心者には最適な選択肢です。

5. auカブコム証券

特徴:

  • auユーザーに特典:auユーザーは特別な優遇サービスがあり、au PAYのポイントを使って投資を行うことも可能です。
  • 投資信託の取り扱いが豊富:つみたてNISA向けの商品が豊富に揃っており、手軽に長期的な投資を行えます。
  • ローコストな手数料:ネット証券らしく、取引手数料が低いため、長期的にコストを抑えた投資が可能です。

おすすめの理由:auユーザーで、ポイントを活用して投資を始めたい方に特におすすめです。


証券会社選びのポイント

  1. 手数料:長期的な運用を考えるなら、手数料が少しでも安い証券会社を選ぶのが重要です。
  2. 取扱商品の種類:NISAでどのような商品に投資したいかを考え、それに合った商品を多く取り扱っている証券会社を選びましょう。
  3. サービス・特典:ポイントを使った投資や、初心者向けの学習サポートが充実しているかも確認すると良いです。

まとめ

楽天証券やSBI証券は、手数料の安さやポイントを使った投資が可能な点で、初心者に非常に人気です。まずは自分が何を重視したいか(手数料、取扱商品、特典など)を考え、最適な証券会社を選びましょう。

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