子供のサッカー撮影のために「XBOTGO Falcon」を買いました。
正直、スマホで撮影していた時よりもかなり良いです!
購入を検討されて方向けにブログに記事を残しておきます。
きっかけは「反対サイドが全く見えない」動画だった
子供がサッカーを始め、大会に出るようになってから、試合を撮影してYouTubeにアップし、あとで家族で見返すのが楽しみになりました。
ただ、毎試合撮影を続けていると、思った以上に神経を使います。ボールを追いながらの撮影は集中力が要りますし、気づけばフレームから外れていた、なんてこともよくありました。
最初はサイドラインから、スマホに電子ジンバルを付けて撮影していました。これでも十分満足のいく映像で、スマホの4K60fpsなら、まるでその場で見ているかのような臨場感のある映像が残せます。正直、しばらくはこれで満足していました。
転機になったのは、8人制の広いコートで撮影されていた、別のパパさんの動画を見たときです。撮影しているサイドとは反対側の様子が、まったく見えないのです。
考えてみれば当然で、5人制のコート幅が約20mなのに対し、8人制になると約50mにもなります。コーナーキックの場面などは、さらに遠くなります。サイドラインから一方向を撮る形式だと、どうしても反対側の状況は死角になってしまうわけです。
これを見て、「いっそ上から撮影できる専用カメラを買おう」という結論に至りました。
購入のきっかけ:VEO3・Chameleon・Falcon、何が違うのか

サッカー専用の自動撮影カメラは、日本で手に入るものだと大きく3つの選択肢があります。「VEO3」「XBOTGO Chameleon」「XBOTGO Falcon」です。
VEO3は、トッププロやクラブチームも導入している本格モデルです。ボールを見逃すことがほぼなく、まるでテレビ中継のような映像が撮れます。本体価格が20〜30万円クラスと高額なうえ、さらに重要なのが、VEO3は本体を買っただけでは撮影自体ができないという点です。録画・再生にはサブスクリプションへの加入が必須になっています。
金額を見ると、初年度は本体+Starterサブスクのセットで$1,998(約319,680円)。2年目以降も、Starterサブスクの更新料として年額$799(約127,840円)がずっとかかり続けます。本体だけでも高額なのに、使い続ける限り毎年10万円超の固定費が発生するわけです。
※これらの金額は少し前の情報を含む海外サイトからの引用のため、現在の正確な料金は購入前にVeo公式サイトで確認するのがおすすめです。
Chameleonは、手持ちのスマホを乗せて使う「電子ジンバル型」で、AIが自動でボールを追いかけて首振りしてくれる装置です。撮影原理としては自分が今まで使っていたスマホ+ジンバルの延長線上にあり、そこにAIによる自動追尾が加わったイメージです。スマホの性能をそのまま活かせるので、4K60fpsでの撮影も可能です。
Falconは、そのChameleonの後継機にあたる位置づけで、スマホ不要の単体カメラとして進化しています。高めの三脚に設置することで見晴らしの良い映像が撮れるうえ、VEO3と違って月額使用料が一切かからず、買い切りで完結します。「本格的な映像は欲しいけど、月額課金はもう払いたくない」というニーズにちょうど応えてくれる存在です。
月額料金がかからず、試合中にカメラの操作を気にしなくていいというのは大きなメリットです。また、「Chameleonだと結局サイドラインからの撮影なので、8人制のような広いコートでは反対側が見えづらいままなのでは?」という疑問もあり、調べた結果、2026年に登場した最新モデルであるFalconを選ぶことにしました。
専用アプリでわかる、購入前に見ておきたいこと
「実際どんな映像が撮れるのか、買う前に見てみたい」という方は、ぜひ一度、専用アプリだけダウンロードしてみてください。

https://apps.apple.com/jp/app/xbotgo/id1581355712

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.blink.blinkfocos&pcampaignid=web_share
僕が購入を検討していたときも、YouTubeにレビュー動画がほとんどなく、「本当にちゃんと撮れるのか?」とかなり悩みました。そんなときに助かったのが、専用アプリです。ダウンロードすると、海外のサッカーパパたちが実際にライブ配信をしていて、どんな映像が撮れているのかをそのまま確認することができます。
実際に見てみると、鳥の目線でフィールド全体を見渡すように撮影されているのがわかります。ただ後述しますが、この撮影した映像は、スマホだと選手が小さく見えてしまうので、タブレットやテレビで見るのがおすすめです。
また、Falconにはライブ配信機能もあるので、会場に来られなかった家族に、その場でライブ映像を届けることも可能です。
ちなみにこのライブ配信、Wi-Fiがない河川敷のような場所でも問題ありません。アプリはデフォルトでスマホのモバイル回線(4G/5G)を使って配信する仕組みになっているので、スマホの電波さえ入っていれば、特別な通信機材がなくてもそのまま配信できます(僕自身はまだ録画専用で使っていて、ライブ配信は試せていませんが)。
実際の使用感:ボール追従率など
実際に使ってみると、もう手持ち撮影には戻れません。
メリット①:設定したら、あとは勝手に撮ってくれる
これが本当に楽です。今までは試合中もボールを追うのに精一杯で、声も出さずに撮影に専念するしかありませんでした。Falconなら設定さえしてしまえば、あとは自動で撮ってくれるので、撮影のことを気にせず試合そのものに集中できます。
メリット②:鳥の目線で見るサッカー
スマホでの手持ち撮影では難しかった、鳥の目線での映像が撮れるのも大きな魅力です。地味なようで、これがかなり効きます。スペースの空き方やディフェンスラインの位置関係が、驚くほどよくわかるようになりました。
特に感動したのが、ボールを持つ選手にディフェンスの選手が寄せていったことで、逆にスペースが空き、そこにパスが通ったシーンです。この視点だと、この「寄せた結果、スペースが生まれる」という因果関係が一目で理解できました。
映像がまるでプロの試合のように見えるからか、子供たち自身が自分から動画を見返す機会も増えました。言葉で説明するよりも、映像で見せた方が圧倒的に伝わりやすいです。
メリット③:月額使用料が無料
これに尽きます。カメラを買ったのに、さらに毎月お金を払い続けるのは誰だって避けたいはずです。コストパフォーマンスという意味では、間違いなく一番です。
デメリット①:ボール追従率は体感9割ほど
たまに、ボールをロスト(見失う)してフィールドの真ん中あたりを撮り続けてしまうことがあります。また、フィールド付近で別の人がサッカーボールを蹴っていると、そちらにフォーカスが引っ張られて画面が動かなくなる、というAIあるあるな誤認識もあります。
デメリット②:見たい場面が撮れていないこともある
これは僕自身の使い方の問題でもあるのですが、撮影中はスマホから手動で画角を微調整することもできます。それをせずに放置していたら、フリーキックのシーンでゴールが画角に入っておらず、直接ゴールが決まった瞬間が撮れていなかった、ということがありました(このときも嫁にしっかり怒られました)。
良いシーンが来そうな場面や、ゴールが画角に入っていなさそうなときは、放置せずにスマホで一度確認しておいた方がいいと思います。
映像の見え方:スマホ/タブレット/TVでの違い
スマホ単体で撮影していたときと比べると、Falconの映像は遠方から撮っているように感じます。実際、7人制以上のコートでは約3mの高さから撮影する設計になっているため、その分選手が小さく映ります。
スマホの画面でも一応見られるのですが、正直かなり小さく感じてしまいます。なので僕は、テレビやタブレットのような画面の大きいデバイスで見るようにしています。それだと選手の小ささはほとんど気になりません。周りのお父さんたちに聞いても、やはりテレビで見ている人が多いようです。
コートの大きさは気にしなくていいかも。鳥の目線で気づいたこと
実際に5人制と7人制、両方のコートサイズで撮影してみましたが、どちらのサイズでも満足のいく映像が撮れました。コートの大きさを問わず、どちらもおすすめできます。
一番のメリットは、フォーメーションの形がすごくよくわかるようになることです。味方と相手の選手がどう配置されていて、どこにスペースが生まれているのか。この視点だと、これが一目瞭然です。子供たちに「なんであの場面パスが通ったのか」を説明するときも、映像を見せるだけで一発で伝わるようになりました。
実はこの「上から見て伝える」というアプローチ、ヨーロッパのトップクラブでもすでに実践されています。きっかけは、あるイングランドのコーチがペップ・グアルディオラ監督(当時バイエルン)の采配をテレビの上空カメラで見たことだったそうです。そこからドローンでの撮影を独自に始め、後にバルセロナやアヤックスといった名門クラブにもそのノウハウを共有するようになったといいます。エバートンFCやマンチェスター・シティも、選手のポジショニングやディフェンスの改善のために、実際の練習をドローンで撮影しているそうです。
「言葉で説明するより、映像で見せた方が伝わる」というのは、プロの現場でも通用している考え方なんだなと、自分でFalconを使ってみて改めて実感しました。
購入時の実用情報:必要なもの一式
使用には以下のものが必要です。
① Falcon本体
② 三脚
公式のものもありますが、僕はAmazonで似たようなモデルを探して使っています。
③ SDカード
128GBのものを使っています。4K30フレームで10分撮ると約4GBになる計算なので、余裕を持って128GBにしました。一日撮影しても80GBほどだったので、これだけあれば十分だと思います。モデルは高速書き込みができるものを選んでください。
④ 三脚用のおもり
あったらいいなという感覚で買っておいています。ただ、荷物が多いときは、袋に飲料水を多めに入れて三脚に引っ掛けて代用しています。地面が芝生で不安定なときや、三脚から少し離れてしまうときは、あった方が安心です。
総額は約145,000円でした(Falcon本体が約12.6万円、三脚が約1.1万円、SDカードが約6千円、おもりが約2千円)。
Falcon vs VEO3、徹底比較
| 項目 | XBOTGO Falcon | VEO Cam 3 |
|---|---|---|
| 映像 | 4K/30fps(2K・1080pも対応) | 4K/30fps(AIトラッキング推奨設定) |
| 撮影方式 | 物理的に首振りしてボールを追従 | 全体を常時撮影し、AIがデジタルで切り抜き |
| ボールロスト | 体感9割程度の追従率(たまに見失う) | 仕組み上、原理的に起きない |
| 設置 | 三脚(推奨高さ約3m) | 三脚(推奨高さ約7m、フルコートの場合) |
| 本体価格 | 約12.6万円(税込・三脚別) | 初年度セットで約32万円 |
| 月額使用料 | なし(買い切り) | 必須(2年目以降 年額約12.8万円) |
| ライブ配信 | YouTube/Facebook/RTMP対応 | YouTube/Facebook対応 |
こうして並べると、Veo3は「ボールを絶対に見失わない」という一点においては、原理的にFalconより優れています。全体を撮ってからAIが切り抜くという設計上、追従の失敗という概念自体がないからです。
ただ、そのぶん本体価格も高く、月額費用も一生かかり続けます。設置高さも7m前後が推奨されているので、河川敷や地域のグラウンドで気軽に、というレベルではなく、より本格的な設置環境が前提になっている印象です。
「多少の追従ミスは許容できるので、月額課金なしで気軽に始めたい」ならFalcon、「多少コストがかかっても、絶対にボールを見失わない完璧な映像が欲しい」ならVeo3、という住み分けになりそうです。
総合評価:買ってよかった
めちゃくちゃ満足しています。
カメラの値段は、気軽に「ポチッと買える」ような金額ではありません。ですが、買えるなら買った方がいいというのが率直な結論です。
一度買ってしまえば、月額料金は一切かかりません。ほとんどの場面を自動で撮影してくれますし、何より鳥の目線でサッカーを撮れるというのが強みです。この視点で学んでいる子と、そうでない子の差は、確実に出てくると思います。ヨーロッパの名門クラブでも導入されているのと同じ考え方の技術を、自分のチームに取り入れられるというのは、それだけでかなり価値があります。
サッカーの試合や練習試合(TM)が毎月コンスタントにある、というレベルの環境であれば、投資する価値は十分にあると思います。
と、撮影のたびに嫁にフレームアウトを怒られていた僕は、そう思います。

