2026年6月、ワイモバイルの月額料金が一斉に値上げされ、比較サイトやSNSで再び話題になっている。「結局いくら払うことになるのか」「格安SIMと何が違うのか」——気になるポイントを最新情報でまとめた。
この記事でわかること
- 2026年6月2日に実施された値上げの中身と、値上げを回避できる経過措置
- 現行プラン「シンプル3」S・M・Lの料金とデータ量
- 家族割・おうち割光セット・PayPayカード割で実質負担を下げる方法
- 2026年7月時点で使える乗り換えキャンペーン
- UQモバイル・LINEMO・楽天モバイル・ahamoとの違いと選び方
ワイモバイルは実は「格安SIM」じゃない
比較サイトの人気ランキングには必ずと言っていいほど名前が挙がるワイモバイルだが、厳密には「格安SIM」ではない。格安SIMは他社から回線を借りて運営する「MVNO」を指す言葉で、ワイモバイルはソフトバンクの通信網をそのまま使う「サブブランド」にあたる。回線の中身がソフトバンクの直回線なので、お昼どきなど混雑しやすい時間帯でも速度が落ちにくいのが強みだ。同じ立ち位置の回線には、au系の「UQモバイル」やソフトバンク系のオンライン専用ブランド「LINEMO」がある。値段の安さだけでなく通信品質も譲れない人が、格安SIMと一緒に検討することが多いのはこのためだ。
【2026年最新】料金プラン「シンプル3」を徹底解説
現在の主力プランは、2025年9月に登場した「シンプル3」。S・M・Lの3段階で、データ量と月額料金(2026年6月2日改定後・税込)は以下の通り。
- シンプル3 S:データ容量5GB/月額3,278円
- シンプル3 M:データ容量30GB/月額4,378円
- シンプル3 L:データ容量35GB+10分かけ放題/月額5,478円
6月の値上げの中身と経過措置
2026年6月2日、シンプル3の月額基本料が220円値上げされた。ただし6月1日までにシンプル3を契約していれば「シンプル3特別割引」が自動的に適用され、2026年12月31日までは値上げ前と同じ料金で使い続けられる。手続きは一切不要で、対象者には自動的に反映される仕組みだ。2027年1月以降はこの特別割引がなくなり、全ユーザーが改定後の料金に統一される見込みなので、乗り換えを検討している人は年内の契約が有利になる。
旧プラン「シンプル」「シンプル2」はさらに値上げ幅が大きい
まだ旧プランの「シンプル」「シンプル2」を使い続けている人は要注意だ。こちらは2026年7月1日から月額330円の値上げが予定されており、シンプル3よりも値上げ幅が大きい。今のうちにシンプル3へのプラン変更を検討したほうが得になるケースが多いだろう。
料金を大きく下げる3つの割引
ワイモバイルの本領は、割引をどれだけ組み合わせられるかにある。
- おうち割 光セット(A):ソフトバンク光・SoftBank Airとセットで契約すると、シンプル3 M/Lは月額1,650円割引(年間19,800円相当)
- 家族割:2回線目以降、1回線につき月額1,100円割引。「家族」の範囲は広く、血縁関係がなくても同居していれば対象になる
- PayPayカード割:支払いをPayPayカードに設定すると月額330円割引、PayPayカードゴールドならさらに月額770円割引
たとえばシンプル3 M(月額4,378円)でこの3つをすべて併用できた場合、単純計算では月額858円まで下がる計算になる。ただし割引同士には併用できない組み合わせもあり、適用条件はプランや契約状況によって変わるため、実際にいくらになるかは契約前に公式サイトで確認しておきたい。
【2026年7月】今使えるお得なキャンペーン
2026年7月時点では、以下のようなキャンペーンが展開されている。
- SIMのみの他社からの乗り換え(MNP)で最大15,000円相当のPayPayポイント還元
- 紹介キャンペーンで最大10,000円相当のPayPayポイント
- 利用者が5〜18歳の場合、シンプル3 M/Lの新規契約で還元額が10,000円相当にアップ
- 「ワイモバ親子割」:5〜18歳とその家族が対象。対象はシンプル2 M/Lのみで、最大13カ月間、月額1,100円割引(おうち割・PayPayカード割との併用も可能)
- 60歳以上なら、通話かけ放題オプションが永年割引になる特典もある
キャンペーンは内容が頻繁に変わるため、申し込み直前に公式サイトで最新の対象条件を確認するのが確実だ。
UQモバイル・LINEMO・楽天モバイル・ahamoとの違い
「結局どれを選べばいいのか」で迷う人のために、主要な格安SIM・サブブランドとの違いを整理した。
- UQモバイル:au回線を使うサブブランド。1回線目から家族割550円引きが適用され、全国に店舗もあり、総合力の高さで比較ランキング上位の常連
- LINEMO:ソフトバンク回線をそのまま使うオンライン専用ブランド。店舗はないが通信品質はワイモバイルと同等。家族割はないものの、自宅回線の割引が使えない一人暮らしなら実質的にワイモバイルより安くなりやすい
- 楽天モバイル:データ無制限で月額3,278円。使った分だけ支払う段階制料金で、専用アプリ経由の通話は無料
- ahamo:ドコモの回線を使うオンライン専用ブランド。30GB+5分かけ放題が標準装備で、海外でもそのまま使える
- povo:基本料0円からスタートし、必要なときだけデータを買い足す完全カスタム型。データを使わない月がある人向き
店舗サポートと家族割の手厚さを重視するならワイモバイルかUQモバイル、一人暮らしで自宅回線の割引が使えないならLINEMOやahamo、とにかく安さと無制限を求めるなら楽天モバイル、という住み分けになる。
ワイモバイルがおすすめな人・向かない人
- おすすめな人:ソフトバンク光・Airを契約中の人、家族3人以上で同じ回線をまとめたい人、対面サポートを重視する人
- 向かない人:一人暮らしで自宅回線の割引が使えない人、とにかく最安値だけを追求したい人
契約前に確認したい注意点
- 契約事務手数料:3,850円(別途ユニバーサルサービス料等がかかる)
- 契約解除料:2026年7月1日以降に新規契約・乗り換えをした場合、12カ月以内に解約するとシンプル3 S/Mで858円、Lで1,100円が発生
- 海外ローミング:2026年秋以降、対象プランなら追加料金なしで200以上の国・地域で月2GBまでデータ通信が可能になる予定。それまでは1日980円のプランで代用できる
- 災害時の対応:ソフトバンクの通信網が使えなくなった場合、対応機種であれば他社の通信網に切り替えて通話などができる仕組みも用意されている
まとめ
ワイモバイルは2026年6月の値上げで「もう安くならない」と思われがちだが、家族割・おうち割・PayPayカード割をうまく組み合わせれば、値上げ前とほぼ変わらない水準まで実質負担を抑えられる可能性がある。ソフトバンク回線を直接使う安定感と、全国の店舗サポートを重視するなら、今も有力な選択肢のひとつだ。一方で一人暮らしで自宅回線の割引が使えない場合は、LINEMOなど他ブランドのほうが実質的に安くなることもあるため、自分の生活スタイルに合わせて比較検討したい。
※本記事の料金・割引・キャンペーン内容は2026年7月時点の情報です。内容は予告なく変更される場合があるため、最新情報は必ずワイモバイル公式サイトでご確認ください。


